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さまざまな銘酒が揃う日本酒も、法則が分かれば、もっと身近になる
日本酒を分類するにはいろいろな方法がある。たとえば、日本酒には、吟醸酒、純米酒、本醸造酒と呼ばれる特定銘柄と、広く一般に愛飲されている普通酒がある。さらに特定銘柄酒は製造方法や原材料によって大吟醸、純米吟醸、純米大吟醸酒、特別純米酒、それから特別本醸造酒と合計8種類に細かく分類されている。たとえば「純米酒」とラベルに表示があれば この日本酒は原材料に米と水、米麹だけを用いて造られたんだな ということが理解できる。さらに日本酒度が表示されていたなら甘口、辛口の目安にもなり、ラベルを見るだけで、その日本酒が持っている個性を窺い知ることができる。日本酒の種類を覚えるだけで、その奥行きが垣間見えるのだけれど、風味に着目してみると、日本酒がもっと身近に、そして手軽に楽しめるようになる。下のグラフは、日本酒を味と香りによって4つのタイプに分類した。

日本酒の香味別分類

四万十川純米吟醸

くどき上手大吟醸

三十六人衆純米吟醸
越中古酒
初孫古酒 あら玉古酒

四万十川
純米吟醸

くどき上手
大吟醸

三十六人衆
純米吟醸

越中
三年古酒

初孫
古酒三歳

あら玉
15年古酒

宗玄純米酒 福正宗本醸造 秘めごと純米吟醸 萬歳楽純米 大七純米生モト 甘雨純米酒

宗玄
純米

福正宗
本醸造

秘めごと
純米吟醸

萬歳楽
純米

大七
純米生モト

甘雨
純米


日本酒と相性のいい料理
種類

華やかな香りと爽やかな味わい。 清楚で控えめな香りと軽快な味 ふくよかな香りとコクのある味わい 練れた香りと芳醇な味わい
特徴 大吟醸や吟醸酒に多く、冷蔵庫で冷やして飲みたくなるものだが、冷やし過ぎると華やかな香りが感じられなくなったり、酸味や苦みなどを感じたりしてしまう。貯蔵は5℃、飲用は10℃ぐらいが適温。 なめらかなため、しっかりと冷やしても苦みなどは感じない。しぼりたて生酒は、冷やして飲み口をキリリと引き締めた方がシャープさが際立っておいしい。 旨み成分が十分に膨らんで感じられる常温からぬるめの燗がよい。純米酒の場合、酸味が強いものは温度を上げるとチクチクとした刺激を感じることがあるので注意が必要。本醸造タイプは熱燗にしてもおいしく飲めるものもある。 常温がよい。香りを楽しみながらブランデーのように手のひらで温める程度が適温となる。また造りのしっかりとした古酒なら燗酒にしても生きる。

料理

油脂の少ない素材を油脂を使わずに調理したもの。生、蒸し物、軽い焼き物などシンプルな料理。
和風/穴子の白蒸し、伊勢えびの湯引き、蒸しウニ、白魚の玉子とじ
鯛の昆布じめ、ハモ梅肉など
洋風/ラタトゥイユ、温アスパラガス、ホタテ貝のワイン煮
中華風/前菜、バンバンジー
淡白な素材を生かした料理。和風ダシがわずかに香る味つけや酸味のある味つけと相性がいい。
和風/湯豆腐、卯の花、茶碗蒸し、おひたし、ふろふき大根、ウドなど
洋風/スパゲッティバジリコ風味、ロールキャベツ、スモークサーモンなど
中華風/カニシューマイ、春雨サラダ、フカヒレ姿煮、飲茶料理など
強い風味や油脂を含む素材の炒め煮、ソテー、フライなど、塩漬けや発酵食品にもよく合う。
和風/筑前煮、天ぷら、マグロ照り焼き、味噌田楽、カレイの唐揚げなど
洋風/フライドチキン、ピザ、キャビア、ハンバーグなど
中華風/酢豚、マーボー豆腐、牛肉細切りオイスターソース炒めなど
濃厚なうまみと多量の油脂をもつ肉類など高タンパクな素材の料理に。
和風/ウナギ蒲焼き、鯉こく、すき焼き、シシ鍋、豚の角煮など
洋風/ラムステーキ香草風味、フォアグラのソテー、牛ロースのロースト、テールシチューなど
中華風/四川・広東料理全般、北京ダック、鯉の姿揚げなど


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